高校生“ひったくらー”宝くじ当たったと大盤振る舞い

高校生“ひったくらー”宝くじ当たったと大盤振る舞い

　福岡県警は１２日までに、ひったくりを繰り返したとして窃盗の疑いで、同県みやま市に住む定時制高校の男子生徒（１９）を逮捕。３１件、計約３７０万円の被害を確認し、裏付けが取れた４件（約３１２万円）について送検した。

　昨年１２月に３００万円入りのバッグを盗んだ際には、家族に「宝くじに当たった」などと説明。同居の祖母に５０万円、両親に３０万円ずつ、別居の姉２人に１５万円ずつを渡していたという。

　調べでは、男子生徒は昨年１２月、福岡県柳川市内で同市の女性（６７）の自転車にミニバイクで近づき、前かごから３００万円入りのバッグをひったくるなどした疑い。３００万円は女性がへそくりとしてため、外出時に盗まれないよう持ち出したものだった。

　男子生徒が３月１５日に逮捕された後、柳川市周辺で昨年末から相次いでいたひったくり事件の発生は途絶えたという。