高野山 金剛峰寺

高野山 金剛峰寺

高野山の主な名称　旅行、観光地
大門（だいもん）
高野山全体の総門。国の重要文化財に指定されている。
金剛峯寺
高野山真言宗の総本山で座主の住寺。金剛峯寺は元は高野山全体の称だが、現在金剛峯寺と呼ばれるのは明治2年に2つの寺院が合併したもの。もと青巖寺(剃髪寺)と呼ばれた寺院は文禄二年(1593)豊臣秀吉の建立、文久三年(1863)再建。歴代天皇の位牌や高野山真言宗管長の位牌をまつっている。大主殿、別殿、新別殿と分かれており、別殿では観光客に湯茶の施しがある。襖に柳鷺図のある柳の間は豊臣秀次の自刃の間。屋根の上に置かれた防火用の水桶は、かつては高野山全域で見られたが今も置かれているのはここのみ。また、金剛峯寺境内にある「蟠龍庭」（2,340平米）は日本最大の石庭。
奥の院
弘法大師の御廟と灯籠堂がある。参道には、皇室、公家、大名などの墓が多数並び、その総数は正確には把握できないものの、20万基以上はあると言われている。戦国大名の6割以上の墓所がある。奥の院の入り口は一の橋と中の橋の2箇所があるが、正式には一の橋から参拝する。一の橋から御廟までは約2ｋｍの道のりとなっている。その途上には「みろく石」などの七不思議と呼ばれる場所がある。
壇上伽藍
高野山の中心地。曼荼羅の思想に基づいて根本大塔、金堂等が配置されている。金堂は高野山全体の総本堂で高野山での主な宗教行事が執り行なわれる。また、弘法大師伝説のひとつである飛行三鈷杵がかかっていたとされる「三鈷の松」や、高野四郎（俗称）と呼ばれる大鐘楼も伽藍に存する。
霊宝館
高野山上にある国宝、重要文化財等の保存・展示が行なわれており、定期的にテーマを絞った展示会が開催される。大正10年(1921)開設。
刈萱堂（かるかやどう）
徳川家霊台
寛永20年(1643)徳川家光の建立。
女人堂
女人禁制の時代は女性はここまでしか入れなかった。

主な名物、みやげ
各種仏具
高野槇→コウヤマキ
高野槙（饅頭）
槙の雫・まきのしずく（饅頭）
高野山ブランド大師餅・やきもち
高野豆腐
高野豆腐
胡麻豆腐
みろく石（饅頭）
梅干（高野山というよりは和歌山県特産）
大師陀羅尼錠
般若湯
生麩

交通
鉄道
南海高野線の終着駅極楽橋駅より、ケーブルカーで高野山駅下車。山内へはさらに南海りんかんバスまたはタクシーで乗り継ぎ。バス専用道は女人堂に出る。国道480号線を経由して大門へ出る道は時間はかかるが徒歩も可。
バス
大十バスが、海南市より奥の院まで、高野マリンライナー号を夏季（2006年は4月29日～11月26日）の土日祝日のみ1日1往復運行している。
有田鉄道が、かつらぎ町花園より一の橋まで、1日3往復運行している。
自動車
紀ノ川沿いの国道24号方面からは、かつらぎ町から国道480号、または九度山町から国道370号で花坂経由国道480号にて山頂へ。
大阪方面からは、国道371号にて、紀ノ川に架かる橋本高野橋（平成18年4月9日開通）を渡り、南詰めを右折して国道370号に入り九度山方面へ行く。国道371号（玉川林道）の橋本市清水から高野山頂までの間は、道幅が極めて狭いため避けた方が無難。
高野山からは、高野龍神スカイライン（国道371号）経由で龍神温泉方面への山岳ドライブも楽しめる。